（写真： AFP）

戦没米兵の遺骨収集に関する協力で合意した６月の米朝首脳会談に基づき、遺骨返還の方法や日程を協議します。アメリカ政府当局者は「詰めの話し合いをする用意がある」と述べましたが、朝鮮民主主義人民共和国側の対応次第で変更もあり得るとしています。

戦没米兵の遺骨返還を巡っては当初、今月１２日に実務協議が予定されていましたが、朝鮮民主主義人民共和国の代表団の欠席で延期されました。韓国の聯合ニュースは１２日、米軍が主導する在韓国連軍司令部に対し、将官級に格上げして米朝協議を１５日に行うことを朝鮮民主主義人民共和国側が提案したと報道しました。朝鮮民主主義人民共和国軍と在韓国連軍司令部の将官級協議が実現すれば２００９年３月以来初となります。

アメリカのトランプ大統領は遺骨返還合意を米朝首脳会談の重要な成果の一つと強調しており、朝鮮民主主義人民共和国はこれまでに発掘した遺骨２００柱を６月中にも返還するとみられていました。